この記事でわかること
沖縄の会社が事務作業を外に出すときの選択肢を、地場の事務代行・全国のオンラインアシスタント・パート採用・業務ごと委託の4つに整理。オンラインアシスタント5社の公開料金から時間単価の相場と「時間を買う」ことの落とし穴をまとめました。
この記事の要点
- 沖縄で事務を外に出す選択肢は、パートを雇う、地場の事務代行、オンラインアシスタント(全国系)、業務ごとの委託の4つです。全国系5社の公開料金を調べ、時間単価と契約条件を整理しました。
- 時間単位の契約には、使い切れなかった時間が消える、契約時間と依頼量が合わない、「指示を出す仕事」は自分に残る、という3つの落とし穴があります。
- 料金の「単位」と「任せる範囲」を分けて比べます。CODEVISIONのRICCA BPO(業務代行)は、手順と完了条件を決めて業務ごとに継続して代行する型で、1領域 月20万円〜です。
先に結論
事務を外に出す方法は、パート採用、地場の事務代行、オンラインアシスタント、業務ごと委託(BPO)の4つです。安さだけでなく、社内に「指示と確認」がどれだけ残るかで選ぶと失敗しにくくなります。
- 指示できる担当者がいる:パート・事務代行・オンラインアシスタント
- 業務の進行ごと手放したい:BPO
- 公開料金は2026年8月17日時点。契約前に各社で再確認
「請求書を出して、入金を確認して、問い合わせに返信して」——本業の合間に挟まるこの作業に、社長や現場の人が時間を取られている。沖縄の会社を回っていると、必ず出てくる話です。
外に出したい。でも調べ始めると、今度は選択肢が多すぎて止まります。事務代行、オンラインアシスタント、オンライン秘書、BPO……呼び名が違うだけなのか、中身が違うのかも分からない。
この記事では、沖縄の会社が事務作業を外に出すときの選択肢を4つに整理し、それぞれいくらかかるのかを実際の公開料金から並べます。
数字はすべて2026年8月17日時点で、各社の公開ページと公的機関の情報から取りました。
選択肢は、この4つしかない
| 何を買うか | 月額の目安 | |
|---|---|---|
| ① パートを雇う | 人の時間(自社の指揮下) | 5万円〜16万円+社会保険 |
| ② 地場の事務代行 | 決まった業務のパッケージ | 5万円〜10万円 |
| ③ オンラインアシスタント | 人の時間(月◯時間) | 6万円〜15万円 |
| ④ 業務ごと委託(BPO) | 業務が回り続けること | 10万円〜 |
順に、根拠を見ていきます。
① パートを雇う場合(沖縄の実際の数字)
比較の出発点はここです。外注が高いか安いかは、雇った場合と比べないと判断できません。
以下は、調査基準日の2026年8月17日時点の沖縄県最低賃金・時間額1,023円(令和7年12月1日発効)を用いた試算です。
| 働き方 | 月間の給与(最低賃金で計算) |
|---|---|
| 週2日 × 6時間 | 約 5.3万円 |
| 週3日 × 6時間 | 約 7.9万円 |
| 週5日 × 6時間 | 約 13.2万円 |
| フルタイム(月160時間) | 約 16.4万円 |
週単位の3例は「時給1,023円 × 週の勤務日数 × 6時間 × 月4.3週」、フルタイムは「時給1,023円 × 月160時間」で計算し、万円単位の小数第1位に丸めています。実際の勤務日数によって月額は変わります。
※ここに社会保険料の会社負担分、有給、募集費用、教育の時間が乗ります。
そして沖縄で事務職を募集した経験のある方なら分かるとおり、最低賃金で人が来るとは限りません。 さらに、採用できても辞めれば業務が止まります。「安く雇えるから雇う」が成り立たなくなっているのが、いまの状況です。
本記事の給与試算は2026年8月17日時点の条件による比較で、改定後の賃金を反映したものではありません。実際に採用費を試算するときは、沖縄労働局の最新の最低賃金情報で、金額と発効日を確認してください。
② 地場の事務代行
沖縄県内にも事務代行の事業者はあります。ただし料金を公開している会社は多くありません。
公開されていた例では、月額パッケージで5.5万円〜9.9万円(3段階のプラン制)というものがありました。地場ならではの利点は、会って話せることと、沖縄の商習慣が通じることです。
対応体制は事業者や契約によって異なります。契約前に担当人数、担当者が休む場合の代替体制、引き継ぎ方法を確認してください。
③ オンラインアシスタント(全国系)— 5社の公開料金
以下は、2026年8月17日の調査で比較対象にした5社のプランです。各社の全商品や現在の最安プランを網羅した表ではありません。料金・提供プランは変わるため、契約前に末尾の公式リンクで最新条件をご確認ください。
| サービス | 当時の比較対象プラン | 時間単価(月額÷時間数) | 掲載プランの契約期間 |
|---|---|---|---|
| フジ子さん | 20時間 / 59,600円(税別) | 約2,980円 | 1ヶ月(解約は1ヶ月前通知) |
| タスカル | 10時間 / 44,000円 | 4,400円 | 3ヶ月 |
| i-STAFF | 30時間 / 114,000円(税別) | 3,800円 | 3ヶ月 |
| HELP YOU | 30時間 / 100,000円 | 約3,333円 | 6ヶ月 |
| CASTER BIZ | 30時間 / 132,000円 | 4,400円 | 6ヶ月 |
分かったことが3つあります。
判明1:掲載したプランは時間単位の料金
上表で比較した5社のプランは、いずれも月の契約時間数を基準とする料金です。各社のほかの商品や個別見積もりの料金体系まで示すものではありません。
この表では月額と契約時間を比較できますが、対応範囲や納品条件も合わせて確認する必要があります。
判明2:時間単価の相場は3,000円前後
時間単価は2,600円〜4,400円、主力プランは3,000円前後に集まります。沖縄の最低賃金1,023円の約3倍ですが、採用・教育・社会保険・欠員リスクが不要と考えれば、これ自体は妥当な水準です。
判明3:契約期間によって単価が変わるプランがある
2026年8月17日の調査で比較した以下の3社のプランでは、契約期間によって時間単価が異なりました。
- i-STAFF:3ヶ月 3,800円/h → 12ヶ月 2,700円/h
- タスカル:3ヶ月 4,400円/h → 年間 2,750円/h
- CASTER BIZ:6ヶ月 4,400円/h → 12ヶ月 4,000円/h
月額だけでなく、最低契約期間と期間全体の支払額も確認し、試したい期間に合うプランを選んでください。
「時間を買う」ときの3つの落とし穴
ここからが本題です。時間で買うモデルには、公開情報から読み取れる構造的な弱点があります。
落とし穴1:使い切れなかった時間は消える
これが最大の問題です。各社の記述を並べます。
- i-STAFF:「使い切れなかった時間は来月に繰り越すことはできません」(完全に消滅)
- HELP YOU:「契約時間はすべて1ヵ月間での使い切りとなります。※初月に限り〜」(初月以外は消滅)
- CASTER BIZ:「次月にのみ繰越が可能です。1時間あたり500円(税込550円)の事務手数料が必要です」(繰り越しは有料)
- タスカル:「ご契約期間中は翌月以降へ繰越しいただけます」(繰り越し可)
- フジ子さん:「翌月へ時間を繰り越せるプランもございます」(別プラン扱い・条件は非公開)
何が起きるか、数字にします。30時間の契約で、実際に頼めたのが20時間だった場合:
表示単価3,800円/h → 実質5,700円/h(114,000円 ÷ 20時間)
1.5倍に跳ね上がります。 業務量が読めないうちは、これが毎月起こり得ます。
落とし穴2:契約時間と依頼量が合わない
上表で取り上げたi-STAFF、HELP YOU、CASTER BIZのプランは月30時間です。月20日利用するなら、1日あたり1.5時間ぶんの仕事を切り出す計算になります。
月10時間程度の業務に30時間のプランを契約すると、使わない時間が生じる可能性があります。ただし、短時間から利用できるプランもあります。2026年9月26日に確認したフジ子さんの公式サイトでは月10時間からの依頼が案内されています。必要時間と繰越条件を整理し、各社の最新プランを確認してください。
落とし穴3:「指示を出す仕事」は自分に残る
これがいちばん見落とされます。人の時間を買うということは、その人に何をしてほしいかを説明する仕事が、自分に残るということです。
各社の記述にも表れています。
- i-STAFF:「基本的にアシスタントの変更やご指名は承っておりません」
- フジ子さん:「アシスタントの指名/交代のご要望はお承りいたしかねます」
- CASTER BIZ:「担当チームは……理解を深めていくために原則として同じチームです」
2026年8月17日の調査では、CASTER BIZは「導入コンシェルジュオプション」が月50,000円(税込55,000円)で別売りされていました。
このオプションの有無だけで、通常プランに含まれる支援内容や他社の体制までは判断できません。業務整理や依頼内容の具体化をどこまで支援してもらえるか、契約前に確認してください。
沖縄の会社が確認したい点:郵送作業と訪問打合せの違い
「オフライン対応」には、書類を郵送して処理してもらう方法と、自社に来てもらう訪問対応があります。両者を分けて確認してください。
2026年9月26日に確認したi-STAFFの公式サイトでは、郵送した領収書・名刺・書類の整理やファイリング、ハガキ・請求書の発送などのオフライン業務が案内されています。この説明だけで、沖縄での訪問打合せまで対応すると判断することはできません。
「まず会って相談したい」場合は、訪問打合せの可否、対象地域、追加費用を各社に確認してください。
④ 料金の単位と、任せる範囲を分けて考える
時間単位の契約でも、業務整理や進行管理を支援するサービスはあります。料金の単位だけで、依頼側の負担や納品責任は判断できません。
業務ごと委託(BPO)を検討する場合も、対象業務、完了の基準、確認・承認が必要な場面、追加作業の条件を契約前に整理してください。
判断軸はシンプルです。
- 業務量が読めていて、指示を出す人が社内にいる①パート、②地場の事務代行、③オンラインアシスタントが候補です。
- 指示や進行管理の時間まで減らしたい④業務ごと委託(BPO)が候補です。
CODEVISIONの場合
当社の RICCA BPO(業務代行) は、④の「業務ごと委託」です。
- 時間を売っていません。 「月何時間」という契約ではなく、業務が完了することへの月額です。だから使い切れなかった時間という概念がありません
- AIが一次処理し、人が検品して納品します。 メール返信の起案、記帳、請求書発行、SNS・LINEの投稿作成などを、この形で回しています
- 料金は、業務を領域ごと引き受ける形で、1領域 月20万円〜
比較対象は、時間売りのサービスではなく事務員を1人雇う場合です。本記事の2026年8月17日時点の条件による試算では、フルタイムを1人雇うと月16万円台+社会保険。そこと並べて考えてください。
ただし万能ではありません。 手順が決まっていない仕事、その場の判断が要る仕事は、当社でも引き受けません。そういう業務は社内に残したほうが速いです。
「うちのどの業務なら外に出せるのか」から整理したい場合は、無料の個別相談で、「社内に残すもの」と「外に出すもの」を一緒に整理します。全部任せることが正解とは限りません。
この記事の調査方法と出典
- オンラインアシスタント各社の料金は、各社公式サイトの料金ページ(CASTER BIZ、フジ子さん、HELP YOU、i-STAFF、タスカル)を2026年8月17日に確認し、記載されている金額のみを集計しました。時間単価は「月額÷契約時間数」で算出した計算値です
- キャンペーン価格・期間限定価格は変動するため、通常価格をもとに記載しています
- 税込・税別の表記は各社で異なるため、本文では確認できた表記のまま記載しています
- 沖縄県の最低賃金は沖縄労働局の最低賃金ページ(時間額1,023円・令和7年12月1日発効)によります。本記事では2026年8月17日時点の金額を給与比較の算定前提としています。実際の採用時は最新の金額と発効日をご確認ください
- 沖縄県内の事務代行の料金は、公開されている料金表から引用し、社名は記載していません
- 上記リンクは現行の公式ページです。2026年9月26日の再確認では、フジ子さんの料金ページは上表の調査時点と異なる料金を掲載しています。上表の過去の比較金額と、リンク先の現行料金を区別し、実際の検討時は各社の最新情報をご確認ください
料金・契約条件は変わるため、実際の検討時は各社の最新情報をご確認ください。
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